最新記事

朝鮮半島

北朝鮮、新型中長距離弾道ミサイル「北極星2型」発射成功と発表

2017年2月13日(月)10時23分

 2月13日、北朝鮮は新型中長距離弾道ミサイルの発射実験を12日に実施したと発表した上で、実験は成功だったと表明した。写真は北朝鮮のミサイル発射実験のニュースを報じるテレビを観る乗客。ソウルの鉄道駅で12日撮影(2017年 ロイター/Kim Hong-Ji)

北朝鮮は13日、新型中長距離弾道ミサイル「北極星2型」の発射実験を12日に実施したと発表した上で、実験は成功だったと表明した。

国営の朝鮮中央通信社(KCNA)によると、発射実験は金正恩・朝鮮労働党委員長が立ち会った。同ミサイルには核弾頭の搭載が可能で、実験は近隣諸国の安全に配慮し、高い角度で実施されたという。

新型ミサイルは12日午前に北朝鮮の西岸から発射され、日本海に落下した。

韓国軍の関係筋が12日に明らかにしたところによると、ミサイルは高度550キロに達し、約500キロ飛行した。

北朝鮮は今回の実験で、固体燃料エンジンを使用したことを明らかにした。固体燃料エンジンは弾道ロケットの飛行距離を伸ばすほか、搭載に要する時間が短いことから、発射準備を短縮できる。

北朝鮮によるミサイル発射実験は、昨年11月の米大統領選後で初めて。

米当局者は週末、トランプ大統領の就任後間もなく、北朝鮮の「挑発」を想定していたと明らかにした。また、発射実験を受けて米政権はあらゆる選択肢を検討するが、断固とした姿勢を示しながらも緊迫化は回避するよう配慮する考えを示した。



[ソウル 13日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ノルウェーSWF、イスラエル資産運用契約を解約 ガ

ワールド

トランプ氏、プーチン氏と「手探り」の会談へ 領土交

ワールド

ウクライナ大統領、印・サウジ首脳と電話会談 米ロ会

ワールド

再送-ウクライナ大統領、サウジ皇太子と電話会談 平
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入する切実な理由
  • 2
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客を30分間も足止めした「予想外の犯人」にネット騒然
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 5
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 6
    なぜ「あなたの筋トレ」は伸び悩んでいるのか?...筋…
  • 7
    「靴を脱いでください」と言われ続けて100億足...ア…
  • 8
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 10
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 1
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 2
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 5
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 7
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 8
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 9
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をデ…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中