最新記事

南米

訪中のペルー大統領、中国の南米大陸横断鉄道計画に懸念を表明

2016年9月14日(水)18時53分

9月13日、ペルーのクチンスキ大統領(写真左)は、ブラジルからアジアへの製品出荷コストを大幅に削減できるとして中国が提案している南米大陸横断鉄道は、建設費があまりに高額なうえ、環境に害を与える可能性があると懸念を示した。写真右は習近平国家主席。北京・人民大会堂で撮影(2016年 ロイター/Etienne Oliveau)

 ペルーのクチンスキ大統領(77)は、ブラジルからアジアへの製品出荷コストを大幅に削減できるとして中国が提案している南米大陸横断鉄道は、建設費があまりに高額なうえ、環境に害を与える可能性があると懸念を示した。

 公式訪問中の中国・北京で、ペルーのテレビRPPのインタビューに応じた。

 ペルーと中国は昨年、 ペルーの太平洋沿岸とブラジルの大西洋沿岸を結ぶ全長5300キロの南米大陸横断鉄道の実現可能性について検討を進めることで合意。

 環境活動家らは、アマゾン川とアンデス山脈を横切るこのプロジェクトは、熱帯雨林を破壊し、先住民族らを危険にさらす恐れがあると述べた。

 7月に就任したばかりのクチンスキ大統領は、製錬所や港、鉄道への投資誘致や、食品市場へのアクセス拡大を目的に、主要貿易相手国である中国を5日間訪問。

 大統領によると、中国の鉄道会社がペルーの中部海岸地域での通勤列車建設に興味を示したほか、中国アルミ<601600.SS>がペルーでの精錬工場建設に興味を示したという。

[リマ 13日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ASEAN首脳会議、予定通り5月開催 内容は最小限

ビジネス

中東緊迫化、利上げに前向きな意見相次ぐ 基調物価の

ビジネス

シティ、米地銀買収検討との報道否定 「有機的成長に

ビジネス

短期金利が適切に調整されず、物価上振れと市場認識な
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のSNS動画が拡散、動物園で一体何が?
  • 4
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    カタール首相、偶然のカメラアングルのせいで「魔法…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中