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2016米大統領選

トランプ選対幹部、親ロ派ウクライナ政党によるロビー企業送金手助けか

2016年8月18日(木)10時26分

トランプ氏の選対幹部ポール・マナフォート氏が、新ロシア派のウクライナ政党による米ロビー企業への送金を手助けしていたとアソシエーテッド・プレス(AP)が17日、関係筋の情報として報じた。写真は16日、ウィスコンシン州ウエストベントで撮影(2016年 ロイター/Eric Thayer)

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏の選対幹部ポール・マナフォート氏が、新ロシア派のウクライナ政党による米ロビー企業への送金を手助けしていたとアソシエーテッド・プレス(AP)が17日、関係筋の情報として報じた。

APによると、少なくとも220万ドルの資金が、米ワシントンにあるポデスタ・グループとマーキュリーに送金されていた。

米国のロビイストは、国外の指導者や政党と関係を持つ場合、米司法省への登録・報告が義務付けられているが、APによると、両社のトップはともに、司法省への公開が必要な行動はしていないと説明している。

トランプ陣営および2社からはコメントを得られてない。

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は今週に入り、親ロ派のウクライナの政党からマナフォート氏に1200万ドル超の現金が支払われた可能性を示す帳簿が見つかったと報じている。

同氏は不正行為はないと主張。ウクライナの高官は、同氏の名前と1200万ドル超の支払いが記載されていたことを確認したとしつつも、同氏が実際に資金を受領していたかどうかは不明とした。

これとは別に、トランプ氏は同日、陣営の幹部を刷新。新たに2人の責任者を加え、これまで選対責任者兼参謀を務めてきたマナフォート氏は陣営の会長兼参謀となる。



[ワシントン 17日 ロイター]


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