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「イスラム国」機関誌、ジハーディ・ジョン死亡を発表

機関誌「ダビク」は、昨年11月シリア北部ラックでの米軍の空爆で容疑者が死亡したことを明らかにした

2016年1月20日(水)08時55分

1月19日、武装組織監視団体SITEによると、過激派組織「イスラム国」の機関誌は、日本人ジャーナリスト後藤健二さんらを殺害したとみられる同組織の黒い覆面の男、通称「ジハーディ・ジョン」(写真)が死亡したことを明らかにした。2015年2月撮影(2016年 ロイター)

 武装組織監視団体SITEによると、過激派組織「イスラム国」の機関誌は19日、日本人ジャーナリスト後藤健二さんらを殺害したとみられる同組織の黒い覆面の男、通称「ジハーディ・ジョン」が死亡したことを明らかにした。

「ジハーディ・ジョン」の本名はモハメド・エンワジで、クウェート出身の英国人。イスラム国が人質を殺害したとする映像に何度も登場し、英国特有のアクセントで話していた。

 SITEによると、機関誌「ダビク」は、昨年11月12日にシリア北部ラッカで行われた空爆で、エンワジ容疑者が乗っていた車両が標的になり、同容疑者が即死したと明らかにした。

 米軍は昨年11月、エンワジ容疑者が空爆で死亡したことに「かなりの確信を持っている」と発表していた。

[ドバイ 19日 ロイター]

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