
話題の新作、知られざる傑作から最新業界事情まで

「人間」ヒトラーと向き合うドイツ
70年代にお蔵入りになったドキュメンタリー映画の再上映で浮かびあがったドイツ人の変化
ロビン・フッドに仏頂面は似合わない
続編は見てみたい。ただし豪胆で陽気なヒーロー役には「あの人」か「あの人」を [2010.12. 8号掲載]
映画になったバイアグラ営業マンの告白
映画『ラブ・アンド・アザー・ドラッグス』の原作者ジェイミー・レイディが、バイアグラの売り込み方から効果まで赤裸々に語る
ハリー最終章は「死ぬほど退屈」
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』はダーク過ぎて原作の魅力も映画ならではの面白みも失った [2010.11.24号掲載]
イーストウッドが挑んだ「死後の世界」
異色作『ヒア アフター』は、死をめぐる疑問や生者と死者のつながりを問う挑発的な物語で観客を魅了する
よくも悪くもトム様全開!
トム・クルーズの存在感だけが見どころの『ナイト&デイ』だが、ドタバタで無邪気な展開はなぜか憎めない [2010.10. 6号掲載]
トム・フォードらしい愛と喪失のドラマ
グッチの元カリスマデザイナーが初監督作『シングルマン』で描く美しき世界 [2010.9.29号掲載]
自分語りが止まらない
『食べて、祈って、恋をして』は言葉ですべてを語り尽くす説明過剰な女性向けロマンチックコメディー [2010.9.22号掲載]
『プチ・ニコラ』愉快な仲間がやって来た
フランスで50年間愛されている人気絵本がおしゃれで温かな映画になった。ローラン・ティラール監督に聞く
映画にタバコはいらない
うまそうな「一服」シーンはスクリーンから駆逐すべきか、映画は「現実」を反映するべきか [2010.9.15号掲載]
『シングルマン』とT・フォードの世界
人生の孤独、喪失感、愛……自らの経験を脚本に盛り込みつつ、美しき物語を完成させたトム・フォードに聞く
新『ベスト・キッド』に合格点
W・スミスの息子主演で復活した80年代のヒット作はオリジナルのファンを裏切らない [2010.8.11号掲載]
何よりコワい女の友情
学園ホラーの『ジェニファーズ・ボディ』は意外にも心に響くブラックコメディーに仕上がった [2010.8.11号掲載]
危険が香る夢の中へ『インセプション』
夢に入り込んでアイデアを盗む集団を描くC・ノーラン監督の最新作は、知的なひねりと派手なアクションでスリル満点 [2010.7.28号掲載]
ジュリア・ロバーツ、「自分探しの旅」に出る
アラフォー女性の傷心旅行記を映画化した新作『食べて、祈って、恋をして』は、自分を飾る作り物っぽさで一杯
高級コールガールと資本主義の孤独
大都会で繰り返されるカネだけの関係を、S・ソダーバーグが冷ややかにえぐり出す『ガールフレンド・エクスペリエンス』 [2010.7.14号掲載]
さらばCG、映画は人間だ
観客が特撮に慣れた今、映画界を救えるのは雰囲気やセリフに工夫を凝らした作品だ
『ソルト』の女スパイはアンジーそのもの
アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション大作は、天使か悪女かわからない現実の彼女のイメージを巧みに利用している
前作を超えたアイアンマン
この夏もマンネリ化したシリーズ続編だらけだが、「アイアンマン2」は思いがけない掘り出し物 [2010.6.23号掲載]
76歳整形セレブのイタくて美しい真実
目と口しか動かない作り物の顔で毒舌を吐きまくるお下劣タレントに文化的価値を見出したドキュメンタリー [2010.6. 9号掲載]

