最新記事
ペット

獣医に相談するべき? 「大目に見てはいけない」犬の困った行動とは

Dogs Behaving Badly

2025年4月24日(木)10時00分
リズ・オコネル
アメリカの飼い犬、99%に問題行動? 専門家が警告「黙認せず獣医に相談を」 REDDOGS/SHUTTERSTOCK

アメリカの飼い犬、99%に問題行動? 専門家が警告「黙認せず獣医に相談を」 REDDOGS/SHUTTERSTOCK

<問題行動があるアメリカの飼い犬は99%以上。愛犬のそのいたずらも獣医に相談するべきかも>

おとなしく留守番しててねと頼んだのに、なんでソファをかみちぎったり花瓶をひっくり返したりするの! 愛犬家なら、そう叫びたくなったことが一度や二度はあるはず。でも愛すればこそ、たいていの人は大目に見てあげる。なにしろアメリカの飼い犬の99%以上には、何らかの問題行動が見られるのだから。

テキサスA&M大学獣医学部のボニー・ビーバー教授は、犬の加齢に伴う健康状態を調べるドッグ・エイジング・プロジェクトのデータを用いて、全米の飼い犬約4万3500匹についての飼い主の回答を分析した。

この調査では、愛犬の示す攻撃性、分離・執着行動、恐怖・不安、異常な排泄などの問題行動に関し、それぞれ問題なし(0)から深刻(4)の5段階で評価してもらった。

結果は昨年11月の獣医動物行動ジャーナルに発表されたが、飼い犬の99・12%がやや深刻(3)から深刻(4)な問題を1つ、あるいは許容範囲(2)から深刻(4)な問題を2つ以上抱えていることが分かった。

最も多かったのは分離・執着行動で、85・9%に達した。具体的には飼い主が近くにいないと落ち着かない、徘徊する、室内で飼い主について回る、飼い主の不在時に逃げ出そうとしたり、ほえたり物をかんだりする、などだ。

ビジネス
「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野紗季子が明かす「愛されるブランド」の作り方
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

タイとカンボジアが停戦に合意=カンボジア国防省

ビジネス

NY外為市場=円が軟化、介入警戒続く

ビジネス

米国株式市場=横ばい、AI・貴金属関連が高い

ワールド

米航空会社、北東部の暴風雪警報で1000便超欠航
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 8
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    赤ちゃんの「足の動き」に違和感を覚えた母親、動画…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中