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米国、そして韓国でも歪んだ社会を映す受験競争 富裕層目指せるのは富裕層だけ?

2019年3月28日(木)20時00分
杉本あずみ(映画配給コーディネーター)

自分の子供に少しでも良い教育を受けさせたいと思うのが親心だろう。しかし、なぜ韓国ではそこまで高学歴にこだわり入試に過熱するのだろうか? 昔からよく言われてきたのは、儒教の影響でそもそも「学歴信仰」が高かったということだ。さらに1997年のIMF通貨危機以降、アメリカ留学志向が高まり、それに伴って英語など外国語の取得に熱心になったようだ。小学校ほどの子供と母親だけを英語圏に移住させ、父親は韓国で働いて送金だけ行う"キロギアッパ(기러기 아빠 渡り鳥の雁と父親を合わせた造語)"などは有名だが、日本人から見るとあまりにもやりすぎではないかと思わざるをえない。

社会現象まで起こした『SKYキャッスル』だが、作風は風刺ドラマ仕立てとなっていて、見る人によってコメディーやサスペンスにも受け取れるという。教育に対して白熱すればするほど貧富の差が拡大再生産されるのは米国や韓国だけに限らない。

今回のハリウッドの裏口入試スキャンダルと『SKYキャッスル』のヒットはすべての子供たちが就学のチャンスを平等に得られる社会になるよう、警鐘を鳴らすきっかけとなったかもしれない。

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