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株の基礎知識

日経平均株価を個別株投資にうまく活用できていない人もいる

2020年10月20日(火)06時50分
加茂 歩 ※株の窓口より転載

日経平均株価で相場の温度を測る

日経平均株価は値がさ株の影響を強く受けるため、それを見て参考になるのだろうかと思うかもしれません。しかし、日経平均株価は相場の「温度」を掴むために活用することができます。つまり、大まかに以下のように見ることができます。

●日経平均株価が低迷=相場全体も低迷している
●日経平均株価が上がっている=相場全体も強い傾向にある

そのうえで、個別株投資においては、日経平均株価が上昇・下落している原因を把握し、それが一過性のものなのか、それとも根本的でしばらく続きそうなのか、を見る必要があります。一過性の原因による下げの場合は、買いのチャンスと捉えることができるため、狙っている個別株を仕込む好機になるでしょうし、原因が根本的なもので長期間にわたって低迷しそうな場合は、もう少し様子を見たほうがいいかもしれません。

ふだんから日経平均株価をチェックしながらも具体的に活用できていないという場合は、このように相場の全体感を掴むとともに、個別株銘柄の仕込みのチャンスをうかがうために日経平均株価を活用することを考えてみてはいかがでしょうか。

2020/10/08

[執筆者]
加茂 歩(かも・あゆむ)
個人投資家、ライター。証券会社で営業職に従事していた経験を活かし、日本株や米国株を中心に投資をしている。じっくり値上がっていく銘柄が好き。執筆にあたっては、「何をどこまで、どうやって伝えるのがベストなのか」を日々模索している。

※当記事は「株の窓口」の提供記事です
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