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エルサルバドル、政府が200ビットコイン購入 法定通貨化控え

2021年9月7日(火)09時06分
エルサルバドルのブケレ大統領

中米エルサルバドルのブケレ大統領は9月6日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの法定通貨としての正式採用を翌日に控え、同国が200ビットコインを購入したことを明らかにした。6月、首都サンサルバドルで撮影(2021年 ロイター/Jose Cabezas)

中米エルサルバドルのブケレ大統領は6日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの法定通貨としての正式採用を翌日に控え、同国が200ビットコインを購入したことを明らかにした。

これを受けてビットコインは上昇。リフィニティブのデータによると、6日午後の取引で一時1.39%上昇し、5万2600ドルを上回った。

ブケレ大統領はツイッターへの投稿で「期限が迫る中、ブローカーがもっと多く購入することになる」と語った。

同大統領は、ビットコインの法定通貨化により、海外に住むエルサルバドル人が本国に送金する際の手数料が数百万ドル節約できるとしている。

しかし、世論調査では、エルサルバドルの人々はビットコインのボラティリティーの高さを警戒し、使用に懐疑的であることが示されている。ビットコインのボラティリティーを巡っては、金融機関の規制・財務上のリスク増大につながる可能性があるとの見方がある。

*ビットコインの価格を追加しました



[ロイター]


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