最新記事

ファッション

スタートトゥデイ「ゾゾスーツ」でオーダースーツ販売 海外展開も開始

2018年7月3日(火)17時00分

7月3日、スタートトゥデイは、プラーベートブランド「ZOZO」のビジネススーツとドレスシャツの販売を開始すると発表した。採寸用ボディースーツ「ゾゾスーツ」で計測したデータをもとに、体型に合わせて作る完全カスタムオーダーとなる。写真は都内で撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

スタートトゥデイ<3092.T>は3日、プラーベートブランド「ZOZO」のビジネススーツとドレスシャツの販売を開始すると発表した。採寸用ボディースーツ「ゾゾスーツ」で計測したデータをもとに、体型に合わせて作る完全カスタムオーダーとなる。

当初は、スーツとシャツのセットで定価4万4800円をお試し価格2万4800円で販売する。お試し価格での販売期間は未定。通常価格は、ビジネススーツが3万9900円、ドレスシャツが4900円。

通常は注文から最短1―2週間で配送されるが、初回は8月上旬に届く。8月上旬にはネクタイの販売も開始する。ZOZOのビジネススーツで会見に登場した前澤友作社長は「どんな体型でも格好良く見える」と述べた。

PB「ZOZO」については、Tシャツとデニムのラインアップ拡充を発表したほか、島精機製作所<6222.T>のホールガーメント機による縫い目のないニットの販売も秋口に向けて予定している

「ゾゾスーツ」は、7月3日時点で55万3179枚の配布を終えた。今月中に100万枚、今期中に600―1000万枚の配布を終える予定。

一方、海外展開の第一歩として、PB「ZOZO」のデニムとTシャツ、ゾゾスーツを世界72カ国・地域で10万人に無料で届けるキャンペーンを開始した。海外展開について、前澤社長は「ZOZOTOWNを海外で行う予定はない。PBを売って行く」と述べた。

同社は4月、今後10年以内に時価総額5兆円を目指すことなどを掲げた中期経営計画を発表した。既存事業の成長に加え、PB「ZOZO」の売上高は18年度の200億円を2020年度には2000億円に拡大させる。

(清水律子)

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 高市早苗研究
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月4日/11日号(10月28日発売)は「高市早苗研究」特集。課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

モルガンSが北海ブレント価格予想引き上げ、OPEC

ビジネス

スターバックス、中国事業経営権を博裕資本に売却へ 

ワールド

ペルー、メキシコとの国交断絶表明 元首相の亡命手続

ワールド

中国、日本など45カ国のビザ免除措置を来年末まで延
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中