英食品価格、イラン戦争で年内10%上昇も 業界団体が警告
2024年10月、ロンドンのマーケットで撮影。REUTERS/Hannah McKay
James Davey
[ロンドン 1日 ロイター] - 英食品・飲料メーカー約1万2000社が加入する業界団体、英食品・飲料連盟(FDF)は1日、イラン戦争の影響で英国の食品価格が年内に約10%上昇すると警告した。従来予想の約3倍のペースとなる。
FDFは、2026年12月までに3.2%に緩和すると予想していた食品・ノンアルコール飲料のインフレ率について、12月までに9%を超えるとの見通しを示した。予想は、ホルムズ海峡における貨物輸送が2─3週間以内に再び可能となり、石油・ガス・肥料を含む主要施設の大半が1年以内に正常化する前提という。
その上で、混乱が長引いたり、エネルギー供給への影響がより深刻になったりすれば、食品インフレ率はさらに上昇する可能性があると示唆。各中央銀行の利下げ断念や、各国政府による企業・消費者支援策検討につながっている紛争による経済リスクを強調した。
さらに、石油・ガス業界はエネルギー消費量が多く、複雑な国際サプライチェーン(供給網)に依存しており、石油・ガス市場のショックに対して通常より脆弱になっていると指摘した。





