ニュース速報
ワールド

北朝鮮、ロシアとの軍事協力を正当化 制裁監視団の報告書に反論

2025年06月02日(月)09時30分

 6月2日、北朝鮮は、多国間制裁監視団が最近発表したロシアとの関係に関する報告書について、政治的で偏向していると非難し、ロシアとの軍事協力は「主権の正当な行使」だと主張した。写真は2023年9月、ロシア極東アムール州にあるボストチヌイ宇宙基地で撮影された両国の旗。スプートニク提供(2025年 ロイター)

[ソウル 2日 ロイター] - 北朝鮮は、多国間制裁監視団が最近発表したロシアとの関係に関する報告書について、政治的で偏向していると非難し、ロシアとの軍事協力は「主権の正当な行使」だと主張した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が2日に伝えた。

国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁の履行状況を監視する「多国間制裁監視チーム(MSMT)」は、 北朝鮮がロシアに対しウクライナの重要な民間インフラへのミサイル攻撃の強化支援を行い、2万個以上の軍需品コンテナなどを供給したとする報告書を公表した。

KCNAによると、北朝鮮外務省は「MSMTは西側の地政学的利益に従って活動する政治的手段であり、他国の主権的権利の行使を調査する正当性はない」と指摘。MSMTの行動は「敵対的」で、北朝鮮の主権を「著しく侵害」するものだと非難した。

ロシアとの軍事協力は、一方が武力攻撃を受けた場合に軍事援助を提供することを義務付ける両国間の条約に基づいており、合法だと主張した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英中銀利下げ、段階的で慎重な対応継続=ベイリー総裁

ワールド

ガザ配給所付近で銃撃、27人死亡 3日連続の事象に

ワールド

ウクライナ、クリミア橋を再び攻撃 爆発物で橋脚損傷

ビジネス

中国首相、日本との貿易・投資拡大呼びかけ 日中友好
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び込んだドローンで軍用機41機を破壊
  • 4
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    韓国大統領選挙、最終投票率79.4% 一部では二重投票…
  • 7
    女性が愛馬に「後輩ペット」を紹介...亀を見た馬の「…
  • 8
    「不思議な発疹」の写真に、ネットで議論沸騰...医師…
  • 9
    【クイズ】医薬品や放射線シールドとして使われる「…
  • 10
    「過去最高の税収増」の皮肉...トランプ関税が米雇用…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 6
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 7
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 8
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 9
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 10
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 10
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中