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北朝鮮、新型駆逐艦の兵器システム発射試験を実施=KCNA

2025年04月30日(水)13時05分

4月30日、北朝鮮は今週に入り、最近公開した新型駆逐艦に搭載されている兵器システムの発射試験を初めて実施した。写真いは同日、KCNAが配信した「崔賢級」とされる艦船が行った発射試験(2025年 ロイター)

[ソウル 30日 ロイター] - 北朝鮮は今週、先に公開した新型駆逐艦に搭載される兵器システムの発射試験を初めて実施した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が30日に報じた。

金正恩朝鮮労働党総書記と高官らが立ち会い、巡航ミサイルや対空ミサイルが発射されたほか、砲弾の試射も行われた。

金氏は、北朝鮮海軍が海洋主権と国防のために核武装の加速を選択する時が来たと述べたという。

韓国国防省当局者は、米国の情報機関と共に北朝鮮の艦船建造を注視していると述べた。

米シンクタンク「38ノース」は衛星画像を元に「タグボートを使って船を所定の位置まで移動させたり戻したりしていたということは、推進システムが機能していないことを示す可能性がある」と述べた。

KCNAは26日、金氏が25日に西部の南浦で行われた「新型多目的駆逐艦」の進水式に出席したと報じていた。

抗日革命家にちなんで命名された同艦「崔賢」(5000トン級)は「最も強力な兵器」を備えているという。

金氏は進水式で演説し、同艦は海軍に引き渡され、来年早くに就役すると述べた。

ロイター
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