ニュース速報
ワールド

ウクライナ、武力でロシア占領地奪還は不可能と認識=政府高官

2025年03月14日(金)07時19分

 3月13日、ウクライナ政府高官は、同国は今すぐロシア軍から軍事力で全ての占領地を奪還することはできないと理解しており、時間をかけて外交的に取り戻す必要があるという認識を示した。写真はドネツクのドブロピリャで8日撮影(2025年 ロイター/Nadia Karpova)

[ロンドン 13日 ロイター] - ウクライナ政府高官は13日、同国は今すぐロシア軍から軍事力で全ての占領地を奪還することはできないと理解しており、時間をかけて外交的に取り戻す必要があるという認識を示した。

米国とウクライナは11日、ウクライナとロシアの戦争終結、和平を探るためにサウジアラビア西部ジッダで高官協議を実施した。

ウクライナはこの会談で、ロシアが同意すれば、米国が提案した30日間の暫定停戦を受け入れる意向を示した。

政府高官は匿名を条件に記者団に対し、ジッダでの会談ではウクライナの領土に関する譲歩は話し合われなかったと述べた。

「ウクライナは自国領土に対するロシアの権利を認めないことを明確にした」と語った。

ロシア軍はウクライナ領土のほぼ5分の1を支配している。

同高官は「ウクライナが今すぐ軍事力で領土の全てを奪還することはできないという現実について話しているのであれば、われわれはそれを理解している。ウクライナの領土の一部は外交的に返還される必要があり、それにはもちろん時間がかかることも理解している」と語った。

また、ウクライナが停戦案を受け入れたことについて、戦争を早期に終結させるというトランプ米大統領の目標に向けて前進するための「建設的な譲歩」と考えていると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英アストン・マーチン、F1命名権を売却 予想以上の

ビジネス

英1月小売売上高、前月比+1.8% 24年5月以来

ビジネス

ゴールドマン、中銀の金購入鈍化「一時的」と予想

ワールド

韓国・尹前大統領が非常戒厳を謝罪、判決は報復と批判
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も
  • 3
    中道「大敗北」、最大の原因は「高市ブーム」ではなかった...繰り返される、米民主党と同じ過ち
  • 4
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 5
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 6
    ディープフェイクを超えた「AI汚染」の脅威──中国発…
  • 7
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 8
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 9
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 10
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 7
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 8
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中