ニュース速報
ワールド

カナダのトルドー首相後任候補がTV討論、「対トランプ」鮮明に

2025年02月25日(火)14時53分

カナダのトルドー首相の後任を争う有力候補者は24日、テレビ討論会に臨み、トランプ米大統領に立ち向かう必要性についてかなりの時間を割いて議論した(2025年 ロイター/Evan Buhler)

David Ljunggren

[オタワ 24日 ロイター] - カナダのトルドー首相の後任を争う有力候補者は24日、テレビ討論会に臨み、トランプ米大統領に立ち向かう必要性についてかなりの時間を割いて議論した。

トルドー首相の辞任表明を受けて、与党・自由党は3月9日に新たな党首を選出する。

フリーランド前財務相は4候補による2時間のフランス語討論会で「トランプ氏はカナダにとって第二次世界大戦以来最大の脅威だ」と主張。

第1次トランプ政権時に米加メキシコ貿易協定の交渉に携わったフリーランド氏は「今回のトランプ氏の脅しはもっとひどい。カナダを51番目の州にしようとしている」と述べた。

カーニー元カナダ銀行(中央銀行)総裁は、トランプ氏はカナダを米の一部にするという脅しを実行に移すことはできないだろうとした。

「今、カナダは最悪の危機に直面している。私は危機の対処法を知っている」と語った。カーニー氏は、2008─09年の金融危機時にカナダ中銀総裁を務め、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を問う国民投票の際にはイングランド銀行(英中銀)トップを務めた。

他の候補2人は元閣僚のカリーナ・グールド氏とフランク・ベイリス元議員。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

赤沢再生相、ラトニック米商務長官と3日と5日に電話

ワールド

OPECプラス有志国、増産拡大 8月54.8万バレ

ワールド

OPECプラス有志国、8月増産拡大を検討へ 日量5

ワールド

トランプ氏、ウクライナ防衛に「パトリオットミサイル
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 3
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸せ映像に「それどころじゃない光景」が映り込んでしまう
  • 4
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 5
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 6
    「登頂しない登山」の3つの魅力──この夏、静かな山道…
  • 7
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 8
    「詐欺だ」「環境への配慮に欠ける」メーガン妃ブラ…
  • 9
    孫正義「最後の賭け」──5000億ドルAI投資に託す復活…
  • 10
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 5
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 9
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 10
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中