ニュース速報
ワールド

メキシコ、米の鉄鋼・アルミ関税「不当」 と反発

2025年02月12日(水)03時14分

メキシコのエブラルド経済相(写真)は11日、トランプ米大統領が前日に輸入する鉄鋼とアルミニウムに対する関税を適用除外措置や無関税枠なしに一律25%とすることを決めたことを受け、メキシコへの関税措置は「正当化されない」と反発した。3日撮影(2025年 ロイター/Raquel Cunha)

[メキシコ市 11日 ロイター] - メキシコのエブラルド経済相は11日、トランプ米大統領が前日に輸入する鉄鋼とアルミニウムに対する関税を適用除外措置や無関税枠なしに一律25%とすることを決めたことを受け、メキシコへの関税措置は「正当化されない」と反発した。

「米国からの鉄鋼輸入量が米国への輸出量を上回っている」とも指摘しており、米国の最大の貿易相手国であるメキシコとの貿易を巡る対立が深まる可能性がある。

メキシコのシェインバウム大統領と共に記者会見に臨んだエブラルド氏は、米政府の公表データに基づき、2022年以降、メキシコから米国への鉄鋼製品の輸出は減少している一方、米国産の鉄鋼輸入は増えていると指摘した。

米国で使用される鉄鋼の約4分の1は輸入で、メキシコはカナダやブラジルと並ぶ主要供給国となっている。

米政権は鉄鋼とアルミニウムへの関税を3月12日に発動する予定。エブラルド氏は米国から輸入する鉄鋼やアルミに対して報復関税を課す方針かどうかは明らかにしなかったものの、メキシコが米鉄鋼製品の主要な輸出先になっていると強調した。

トランプ氏の関税措置を巡っては、メキシコからの全ての輸入品に25%の関税を課すことをいったん表明したものの、合成麻薬や不法移民の取り締まりを巡る国境警備強化に関する両国の合意により、関税発動が3月1日に延期される見通しとなっている。

エブラルド氏は近く、ラトニック米商務長官候補やグリア米通商代表候補と面談する予定。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フロリダよりパリのディズニーへ、カナダ人

ビジネス

NY外為市場=ドル横ばい、米CPI受け 円は週間で

ビジネス

米国株式市場=3指数が週間で下落、AI巡る懸念継続

ワールド

トランプ氏、有権者ID提示義務化へ 議会の承認なく
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の定説に挑む、3人の日本人科学者と外科医
  • 4
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベル…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    毛沢東への回帰? それとも進化? 終身支配へ突き…
  • 9
    「ドルも弱い」なのになぜ、円安が進む? 「ドル以外…
  • 10
    「賢明な権威主義」は自由主義に勝る? 自由がない…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中