ニュース速報
ワールド

新型コロナ、自然界発生より研究所から流出した可能性高い=CIA

2025年01月28日(火)07時49分

1月25日、 米中央情報局(CIA)の報道担当者は25日、中国で起きて世界に広がった新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)について、CIAは自然界での発生よりも、研究所から流出した可能性の方が高いと評価していることを明らかにした。写真は新型コロナ感染症流行中の北京で2022年11月撮影(2025年 ロイター/Thomas Peter)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米中央情報局(CIA)の報道担当者は25日、中国で起きて世界に広がった新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)について、CIAは自然界での発生よりも、研究所から流出した可能性の方が高いと評価していることを明らかにした。

駐米の中国大使館の報道担当者はロイターに出した声明で、CIAの結論は「誤解を招く」とし、「実在する証拠」に基づくものではないと批判して、「ウイルスの発生源は複雑な科学的問題であり、科学者や専門家は政治家に判断されるのではなく、厳密で綿密な科学的研究を通じて答えを見つけ出すべきだ」と主張した。

中国の武漢ウイルス研究所からの流出が新型コロナのパンデミックを引き起こした可能性が高いとの見方が出ていることに対し、中国側はこれまで信ぴょう性がないと反論してきた。

CIAは数年間にわたり、新型コロナの起源についての結論を出せないと説明してきた。しかし、ウィリアム・バーンズ前長官がバイデン前政権末期の数週間にCIAのアナリストと科学者らにパンデミックが起きたことの歴史的重要性を強調し、明確な判断を下すよう求めたという。

CIAは「新型コロナのパンデミックの起源は研究に関連している可能性の方が高い」という評価について「確信度は低い」としており、依然として研究室起源と自然起源の両方のシナリオがもっともらしいとの声明を出した。

CIAが新型コロナの起源に関する新たな情報をどの程度収集したかや、新たな証拠が最新の評価を策定するのに用いられたかどうかは分かっていない。

CIA長官に就いたジョン・ラトクリフ氏は今月24日に議会上院で人事が承認された後、米保守系ニュースサイト「ブライトバート」のインタビューで、自身が最初に取り組む優先事項の一つは新型コロナのパンデミックの起源を公に評価することだと言及。その上で「私は、私たちの情報、科学、そして常識のすべてが新型コロナの起源が武漢ウイルス研究所からの流出を示していると確信している」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

BofA、26年のブレント原油見通し77.5ドルに

ビジネス

豪中銀、政策金利を4.10%に引き上げ 僅差で決定

ワールド

FRB議長の召喚状差し止め判断、政権が見直し求め申

ワールド

トランプ氏「イラン報復予想外」、情報当局は事前に警
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中