WHO、エムポックス緊急事態継続を協議へ アフリカで拡大続く
世界保健機関(WHO)は11月11日、エムポックス(サル痘)が依然世界的な健康危機であるかどうかを判断するため、22日に緊急委員会を開くと発表した。8月20日撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ジュネーブ 11日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は11日、エムポックス(サル痘)が依然世界的な健康危機であるかどうかを判断するため、22日に緊急委員会を開くと発表した。
エムポックスはアフリカ大陸の一部で致死率の高い変異株「クレードIb」が拡大したことから、WHOが8月、最高の警戒レベルである「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
11日にWHOが発表した報告によると、年初から11月3日の期間にアフリカで確認された症例と疑いのある症例は4万6794件で、このうち1081人が死亡した。
影響が最も深刻なのはコンゴ民主共和国で、次いでブルンジ、ウガンダとなっている。今月には最も被害が大きいアフリカ9カ国に最初のワクチンが割り当てられた。
エムポックスは濃厚接触を通じて感染する可能性があり、インフルエンザのような症状と膿疱を引き起こす。通常は軽症だが、死亡につながることもある。