David Stanway

[シンガポール 3日 ロイター] - フィンランドのシンクタンクCREAは3日、中国の二酸化炭素(CO2)排出について、同国政府が来年に野心的な削減目標を打ち出せば、2035年までに約3割減少し、パリ協定の目標を達成できる可能性があると指摘した。

パリ協定の一環として、各国は来年2月までに35年の排出削減目標(NDC)を国連に提出する必要があり、世界最大の温室効果ガス排出国である中国が示す目標が注目される。

CREAは中国が30年の目標を比較的容易に達成できる見込みとし、再生可能エネルギー分野での強みを生かして35年までに排出量を少なくとも3割削減する政策を打ち出すことができると指摘。

中国政策担当アナリストのベリンダ・シェイプ氏は同国のCO2排出総量について、今年の減少を受けて既に「構造的減少」に入っている可能性があるとした。

中国は30年までに排出量をピークアウトさせる目標を既に達成している可能性があり、同年までに風力・太陽光の発電容量を1200ギガワット(GW)に増やす目標も6年早く達成した。

CREAは中国が35年の風力・太陽光発電目標を4500GWに設定し、電力部門の総排出量を少なくとも3割削減することが可能だと指摘。

また、鉄鋼・セメント業界の排出量をそれぞれ45%と20%削減できるほか、メタンなど他の温室効果ガスを削減する目標も達成可能だとした。

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