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核兵器は北朝鮮の防衛基盤、「非核化」は古い概念=ロシア外相

2024年09月27日(金)06時05分

ロシアのラブロフ外相(写真)は26日、北朝鮮が核兵器を防衛の基盤にするという論理を理解しているとし、ロシアは「北朝鮮の非核化」という概念は「時代遅れ」とみなしていると述べた。16日撮影(2024年 ロイター/Alexander Zemlianichenko/Pool via REUTERS)

[26日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は26日、北朝鮮が核兵器を防衛の基盤にするという論理を理解しているとし、ロシアは「北朝鮮の非核化」という概念は「時代遅れ」とみなしていると述べた。

外務省のウェブサイトで質問に答えた。米国がアジア太平洋地域において韓国や日本とともに「拡大核抑止力」を企図していることについて「これは明らかに、地域の安全保障に対する現実的かつ極めて深刻な脅威だ」と指摘。「このような状況では、北朝鮮に適用される『非核化』という言葉自体が全く意味を失っている。われわれにとって、これはすでに終わった問題だ」とし、ロシアは北朝鮮の側に立つと述べた。

ロシアは2022年2月のウクライナ侵攻以来、北朝鮮との外交・軍事関係を強化している。

またラブロフ外相は、ロシアは西側諸国による「無分別な」制裁措置に強く反対しているとも述べ、ロシアは「共通の敵に立ち向かう」上で北朝鮮と協力し、北朝鮮との「友好と協力を一貫して強化する」とした。

ロイター
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