ニュース速報
ワールド

ウクライナ和平案協議の平和サミット、ほとんど成果なし=ロシア

2024年06月18日(火)09時53分

6月17日、 ロシア政府は週末にスイスで開かれたウクライナの和平案を協議する「平和サミット」について、ほとんど成果が上がらず、ロシア不在の協議が不毛であることが明らかになったとの見解を示した。写真はウクライナ東部ハリコフで10日、ロシア軍の攻撃で破壊された住宅で救助作業にあたる人々(2024年 ロイター/Viacheslav Ratynskyi)

[モスクワ 17日 ロイター] - ロシア政府は17日、週末にスイスで開かれたウクライナの和平案を協議する「平和サミット」について、ほとんど成果が上がらず、ロシア不在の協議が不毛であることが明らかになったとの見解を示した。

平和サミットは16日まで2日間の日程で開催され、欧米諸国などがロシアのウクライナ侵攻を非難し、一部の新興国は共同声明への賛同を見送った。

ペスコフ報道官は定例記者会見で、ハンガリーやセルビア、トルコなどの国が平和サミットに参加し、共同声明に署名したことで、こうした国とロシアの関係が悪化するのではないかとの質問に対して、「悪化しない。当然ながらこうした国の立場に配慮し、ロシア側の根拠について引き続き説明する」と返答。「多くの国が、ロシア抜きでは真剣かつ実質的な議論の見通しが立たないことを確認したし、それは今回のサミットについての共通の見解だ。総括すれば、今回のサミットの成果はほぼ皆無だ」とした。

プーチン大統領が先週、ウクライナ戦争終結に前向きの姿勢を見せたことについては、プーチン氏の和平に向けた提案は依然として有効だと述べ、ロシア政府は対話に応じる用意があると改めて強調した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、慎重な対応必要 利下げ余地限定的=セントル

ビジネス

今年のドル安「懸念せず」、公正価値に整合=米クリー

ワールド

パキスタン、自爆事件にアフガン関与と非難 「タリバ

ビジネス

今年のドル安「懸念せず」、公正価値に整合=米クリー
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 5
    中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも…
  • 6
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 7
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    「ゴミみたいな感触...」タイタニック博物館で「ある…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中