ニュース速報
ワールド

米副大統領と国防長官、イスラエルに自制要求 民間人保護で

2023年12月03日(日)16時59分

パレスチナ自治区ガザで再び戦闘が始まったことを巡り、米国のハリス副大統領とオースティン国防長官は2日、民間人に被害が出ないようイスラエルに一層の努力を促した。写真はガザへ向かって砲撃するイスラエル軍。12月2日、ガザに近いイスラエル側で撮影(2023年 ロイター/Amir Cohen )

Suhaib Salem Nidal al-Mughrabi

[ガザ/カイロ 3日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザで再び戦闘が始まったことを巡り、米国のハリス副大統領とオースティン国防長官は2日、民間人に被害が出ないようイスラエルに一層の努力を促した。

ガザの保健当局は、戦闘再開以降の犠牲者は少なくとも193人、軍事衝突が始まった10月7日以降の死者は1万5000人を超えたと明らかにした。

ハリス副大統領は、イスラエルには自国防衛の権利があるとした上で、国際法と人道法の順守が尊重されるべきと強調。第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)出席のため訪問中のドバイで記者団に「あまりにも多くの罪のないパレスチナ人の命が奪われた」と述べた。

オースティン国防長官は、カリフォルニア州で開かれた防衛に関するフォーラムで、イスラエルがガザの民間人を保護する必要性をこれまで以上に強調した。「道徳的責任と戦略的責務」に触れ「戦術的に勝利しても戦略的には敗北する」とくぎを刺した。

また、米国は今後もイスラエルの最も親しい友人とする一方、ガザの人道支援へのアクセスを劇的に拡大するよう促した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ENEOSHD、26年3月期予想を下方修正 原油安

ビジネス

アシックス、通期予想を上方修正 オニツカタイガー好

ワールド

米国で感謝祭休暇期間のバス・鉄道利用急増、航空便の

ワールド

英国、公共サービスのサイバー攻撃対策を強化へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【銘柄】エヌビディアとの提携発表で株価が急騰...か…
  • 10
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中