ニュース速報
ワールド

英競争審判所、ソニーのプレステ「過大請求」巡る集団訴訟審理へ

2023年11月22日(水)08時19分

11月21日、ソニーグループが家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の利用者に料金を過大請求したとして、英国の消費者問題活動家が賠償を求めて起こした集団訴訟で、英競争審判所は審理を進めることを認める決定を下した。写真はソニーのロゴ。都内の本社で2月撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[ロンドン 21日 ロイター] - ソニーグループが家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の利用者に料金を過大請求したとして、英国の消費者問題活動家が賠償を求めて起こした集団訴訟で、英競争審判所は21日、審理を進めることを認める決定を下した。

活動家のアレックス・ニール氏がオンラインストア「プレイステーションストア」でゲームやコンテンツを購入した英国の約900万人の消費者を代表して、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)を相手取り訴訟を起こしていた。

同氏の弁護団は先月審判所に提出した書類で、損害賠償額を最大63億ポンド(79億ドル)と試算していた。

ニール氏はSIEが支配的地位を乱用し、プレステ用ゲームやコンテンツについて、開発・販売業者に30%の手数料を課すプレイステーションストアのみで購入可能にしたと主張している。

競争審判所は、集団訴訟の適格性を認める一方で、昨年の提訴以降の購入は集団訴訟の対象から除外すべきとの判断も示した。

ソニーからコメントは得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル首相「歴史を変える」、トランプ米大統領の

ワールド

お知らせー重複記事を削除します

ワールド

米がイラン核施設攻撃、トランプ氏「和平に応じなけれ

ワールド

米のイラン核施設攻撃、米議員の反応分かれる 憲法違
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 2
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 6
    【クイズ】次のうち、中国の資金援助を受けていない…
  • 7
    ジョージ王子が「王室流エチケット」を伝授する姿が…
  • 8
    中国人ジャーナリストが日本のホームレスを3年間取材…
  • 9
    イギリスを悩ます「安楽死」法の重さ
  • 10
    ブタと盲目のチワワに芽生えた「やさしい絆」にSNSが…
  • 1
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 7
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 8
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 9
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 10
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中