ニュース速報
ワールド
ウクライナ東部にミサイル攻撃、子ども含む8人死亡 飲食店を直撃
ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクで27日、飲食店をロシア軍のミサイル2発が直撃し、少なくとも3人が死亡した。提供写真(2023年 ロイター/Head of the Donetsk Regional Military-Civil Administration Pavlo Kyrylenko via Facebook/Handout via REUTERS)
[キーウ/クラマトルスク(ウクライナ東部ドネツク州)/ワシントン 28日 ロイター] - ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクで27日、飲食店にロシアのミサイルが直撃し、3人の子どもを含む少なくとも8人が死亡、56人が負傷した。ウクライナの救急当局が28日に明らかにした。現場では救助作業が続けられている。
2発目のミサイルもクラマトルスク郊外の村を直撃し、5人が負傷した。
ロシアのミサイルは中部のクレメンチュクでも建物群を直撃。死傷者は報告されていない。同地ではちょうど1年前にショッピングモールが攻撃を受け、少なくとも20人が死亡した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は定例の動画メッセージで、今回の攻撃は「敗北と裁き」の代償をロシアにもたらすだろうと述べた。
クラマトルスクはドネツク州の前線の西に位置する主要都市。ロシア軍が西に向けて進軍した場合、ドネツク州全域を占領する際の重要な目標になると見られており、63人が死亡した昨年4月の鉄道駅への攻撃を含め、頻繁な攻撃の標的になっている。
クラマトルスク中心部へのミサイル攻撃を受け、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)報道官は「ウクライナ市民の命を奪ったロシアの残忍な攻撃を非難する」と表明。バイデン大統領は25日にウクライナのゼレンスキー大統領に対し「引き続きウクライナに寄り添い、ロシアの侵略から守るための武器や装備をウクライナに提供する」と伝えたと明らかにした。
*動画を付けて再送します。