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ロシア、上限価格設定国に原油輸出しない=副首相

2022年12月05日(月)17時58分

 12月4日、ロシアのノバク副首相は、主要7カ国(G7)が5日に発動するロシア産原油の上限価格について、導入する国には原油を輸出しない方針を示し、減産も辞さない立場を強調した。ウィーンで10月5日撮影(2022年 ロイター/Lisa Leutner)

[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は4日、主要7カ国(G7)が5日に発動するロシア産原油の上限価格について、導入する国には原油を輸出しない方針を示し、減産も辞さない立場を強調した。

G7と欧州連合(EU)、オーストラリアは2日、ロシアへの追加制裁として導入するロシア産原油の上限価格を1バレル=60ドルとすることで合意した。

エネルギー政策を担当するノバク氏は、価格上限の設定は自由貿易のルールに反する重大な妨害行為であり、供給不足を引き起こして世界のエネルギー市場を不安定にすると主張。

「価格上限の水準にかかわらず、同措置の利用を阻止する仕組み作りにわれわれは取り組んでいる」と語った。

「多少の減産を強いられるとしても、われわれと市況下で取引する国々にのみに原油と石油製品を販売する」とした。

同氏はまた、上限価格設定は石油製品市場に問題を生じさせ、ロシア以外の国にも影響を与える可能性があるとの見解を示した。

*動画を付けて再送します。

ロイター
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