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韓国、2030年までに半導体素材・部品・設備の50%を国産化
7月21日、韓国政府は、2030年までに半導体素材・部品・設備の50%を国産化する目標を掲げた。写真はSKハイニックスのモバイルチップ。ソウルで2013年5月撮影(2022年 ロイター/Lee Jae-Won)
[ソウル 21日 ロイター] - 韓国政府は21日、2030年までに半導体素材・部品・設備の50%を国産化する目標を掲げた。現在の30%から引き上げる。
半導体産業を強化する政府の戦略の一環。サプライチェーンの安定と資源を強化し、半導体分野で「超大国」となることを目指す。
産業通商資源省によると、現在、半導体装置の国産化率は約20%、半導体素材の国産化率は50%。
中小企業の技術革新と半導体設計会社の合併・買収(M&A)を後押しするため3000億ウォン(2億3000万ドル)投資する。
24─30年に電力や自動車向け半導体の開発調査に9500億ウォン、29年までに人工知能(AI)用半導体開発に1兆2500億ウォン、それぞれ投じる。
平沢市や龍仁市などで半導体生産拠点を拡充するに伴い、電気や水道などの基幹インフラへの投資を増やし、企業の設備投資への追加税制優遇措置も検討する。
半導体関連労働力の強化に向け官民が協力し、今後10年で少なくとも15万人を育成する。
半導体は9年連続で韓国の輸出品トップとなっている。21年には輸出額全体の19.9%を占めた。