ニュース速報

ワールド

インド、武器調達先の多様化模索 ロシア依存脱却へ

2022年05月19日(木)11時43分

ロシア製兵器の最大購入国であるインドは、ロシアがウクライナ侵攻を続け、欧米の制裁に直面している状況下で、国内および東欧で代替調達先を探している。写真は2020年10月、ガーズィヤーバードで撮影(2022年 ロイター/Anushree Fadnavis)

[ニューデリー 18日 ロイター] - ロシア製兵器の最大購入国であるインドは、ロシアがウクライナ侵攻を続け、欧米の制裁に直面している状況下で、国内および東欧で代替調達先を探している。

政府関係者や国防筋によると、インド政府は軍事装備の調達先多様化や国内生産の拡大についてかねてから議論していたが、ウクライナ戦争で緊急性が高まった。

調達リストによると、国内企業に今年中の生産を求める251億5000万ルピー(3億2400万ドル)相当の軍事装備を特定した。

インド空軍の中将は今月、首都ニューデリーで防衛関連メーカーに対し、「確実性と安定性のためなら、国内で完全に自立したサプライチェーンの仕組みを確立する必要がある」と訴えた。

政府高官は匿名を条件に、防衛装備品の最大で半分を国内生産にすることを目指していると述べた。

防衛アナリストのブラーマ・チェラニーは、ロシア製装備はこれまでインドの需要を十分満たしてきたが、ここ数年は米国、フランス、イスラエルなどから購入を増やしていると指摘。

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、インドは世界屈指の兵器輸入国で、輸入額は2018─21年の期間に124億ドルに上り、うちロシアが55億1000万ドルを占めた。

政府はまた、同様の兵器などを使用している東欧諸国から予備の装備提供を受けられるか調査している。別の政府高官はロシアからの「供給ラインが寸断した場合は代わりの選択肢がある」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドルが対円で急落、一時約2円安の15

ワールド

アフガン作戦巡るトランプ氏発言に反発 欧州同盟国、

ワールド

伊首相、トランプ氏「平和評議会」規約修正求める 憲

ワールド

独首相、トランプ氏「平和評議会」に慎重姿勢 構造に
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 3
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    コンビニで働く外国人は「超優秀」...他国と比べて優…
  • 8
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 9
    宇宙人の存在「開示」がもたらす金融黙示録──英中銀…
  • 10
    湿疹がずっと直らなかった女性、病院で告げられた「…
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中