ニュース速報

ワールド

21年の仏ワイン輸出、過去最高 米制裁解除や経済回復で

2022年02月16日(水)11時38分

フランスのワイン・スピリッツ輸出業者連盟(FEVS)は14日、同国産のワインとスピリッツの2021年の輸出額が過去最高を更新したと発表した。写真は2月14日、パリで撮影(2022年 ロイター/Benoit Tessier)

[パリ 15日 ロイター] - フランスのワイン・スピリッツ輸出業者連盟(FEVS)は14日、同国産のワインとスピリッツの2021年の輸出額が過去最高を更新したと発表した。米国による関税撤廃のほか、新型コロナウイルスの感染拡大からの回復が追い風となった。

FEVSによると、21年のワインとスピリッツの輸出額は前年比28%増の155億ユーロ(176億ドル)。コロナ禍前の19年比でも11%増だった。

米国は19年10月、欧州連合(EU)との航空機補助金紛争に絡み、仏ワインに課税。また、20年には新型コロナのパンデミック(世界的大流行)で仏ワインなどの輸出が減少した。

21年は輸出量も前年比11%増加し、2億0300万ケース(1ケース12本)となった。19年比でも4%増。

FEVSのセザール・ギロン会長は「輸出額の伸びは輸出量の伸びのほぼ3倍となっている。高付加価値のワインやスピリッツの輸出が増えた証拠だ」と述べた。

FEVSによると、21年の対米輸出は前年比34%増の41億ユーロ。同年3月の制裁解除で急激に伸びたという。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

最新のガザ提案、「全目標達成可能に」とイスラエル当

ワールド

ロシアとベラルーシ、戦術核演習の第2段階開始

ワールド

マラウイ副大統領搭乗の軍用機発見、全員死亡

ワールド

ドイツ・ウクライナ財務省、戦後復興支援の共同宣言に
MAGAZINE
特集:姿なき侵略者 中国
特集:姿なき侵略者 中国
2024年6月18日号(6/11発売)

アメリカの「裏庭」カリブ海のリゾート地やニューヨークで影響力工作を拡大する中国の深謀遠慮

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 2

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬で決着 「圧倒的勝者」はどっち?

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場へ...義父・国王の「シルバー・ジュビリー」に出席

  • 4

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 5

    たった1日10分の筋トレが人生を変える...大人になっ…

  • 6

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 7

    イスラエルに根付く「被害者意識」は、なぜ国際社会…

  • 8

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らか…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 10

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕…

  • 1

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が34歳の誕生日を愛娘と祝う...公式写真が話題に

  • 2

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 3

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車が、平原進むロシアの装甲車2台を「爆破」する決定的瞬間

  • 4

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 5

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らか…

  • 6

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 7

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 8

    アメリカで話題、意識高い系へのカウンター「贅沢品…

  • 9

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 5

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 6

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 10

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中