ニュース速報

ワールド

原油先物は上昇、米在庫減少で燃料需要巡る楽観高まる

2021年06月24日(木)11時49分

 6月24日 アジア時間の原油先物は上昇。米原油・ガソリン在庫が大幅に減少し、燃料需要回復を巡る楽観的な見方が高まった。写真は2012年1月、イタリアのローマで撮影(2021年 ロイター/Max Rossi)

[東京 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米原油・ガソリン在庫が大幅に減少し、燃料需要回復を巡る楽観的な見方が高まった。イランの原油輸出再開につながる可能性のある2015年核合意の立て直しを巡る不透明感も支援材料。

0103GMT(日本時間午前10時03分)時点で、北海ブレント先物はは0.09ドル(0.1%)高の1バレル=75.28ドル。前日は0.5%高だった。米WTI原油先物は0.06ドル(0.1%)高の1バレル=73.14ドル。前日は0.3%上昇していた。

両ベンチマークは23日、ともに2018年10月以来の高値を付けた。ただ、OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏のリポートによると、米在庫統計を受け、エネルギートレーダーが利益確定の売りを出したことから上げ幅を縮小した。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間統計によると、原油在庫は18日までの週に760万バレル減少し、4億5910万バレルと20年3月以来の低水準を記録。ロイターがまとめたアナリストの予想(390万バレル減)よりもかなり大幅な落ち込みとなった。

ガソリン在庫は290万バレル減。アナリスト予想は83万3000バレル増だった。

日産証券の菊川弘之氏は、米在庫統計で今年下期の力強い燃料需要見通しが確認され、原油価格を押し上げたと指摘。イラン核合意を巡る協議にまだ溝があるとの見方も材料になっていると話した。

イランのロウハニ大統領の首席補佐官を務めるマフムード・バエジ氏は23日、イラン核合意の復活を巡る協議で、米政府が石油・海運分野の対イラン制裁を全て撤廃し、一部の高官をブラックリスクから除外することに同意していると述べた。しかし、米国側は「全てにおいて合意に達するまで何の合意もない」としている。

菊川氏は、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」の会合を前に市場では短期的な調整が見られる可能性があるとした上で、需給バランスがタイト化していることから市場のトレンドは強いとの見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

AWSのUAEデータセンターに物体衝突で火災、湾岸

ビジネス

米ISM製造業景気指数、2月ほぼ横ばいの52.4 

ビジネス

米国株式市場・序盤=ダウ一時440ドル安、 中東紛

ワールド

カタールがLNG生産停止、中東エネ施設閉鎖相次ぐ 
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 5
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 6
    【トランプ関税はまだ序章】新関税で得する国・損す…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    【揺らぐ中国、攻めの高市】柯隆氏「台湾騒動は高市…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中