ニュース速報

ワールド

米加州で山火事拡大、住民2.5万人避難 消防士2人負傷

2020年12月04日(金)13時45分

 12月3日 米カリフォルニア州南部オレンジ郡の渓谷で2日夜に発生した山火事が拡大し、消防士2人が負傷したほか、郡内の住民約2万5000人が避難を余儀なくされている。写真は12月3日、カリフォルニア州オレンジ郡で撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)

[ロサンゼルス 3日 ロイター] - 米カリフォルニア州南部オレンジ郡の渓谷で2日夜に発生した山火事が拡大し、消防士2人が負傷したほか、郡内の住民約2万5000人が避難を余儀なくされている。山火事は急速に広がり、7000エーカー超を焼き尽くしている。

消防活動には約500人の隊員が動員され、上空から散水も行われているが、3日夜の時点で、まだ鎮火しておらず、オレンジ郡とロサンゼルス郡にわたって煙が立ち上っている。

今回の山火事は、オレンジ郡にある渓谷シルバラード・キャニオンの住宅地で2日午後10時ごろ発生。乾燥した強い季節風「サンタアナ風」にあおられ一気に広がった。

オレンジ郡の消防当局によると、消防活動を行っていた隊員2人が負傷し、手当てを受けるため病院に搬送された。

当局は、住宅などの建物に被害が出ているとの見方を示したが、詳細は不明という。

近隣住民は、停電中にある住宅で発電機を起動させたところ、爆発が起き火災が発生したと話しているが、当局は原因を確認していない。

電力会社サザン・カリフォルニア・エジソンは、サンタアナ風の発生を受け、渓谷の一部地域で電力供給を停止した。

シルバラード・キャニオンにはアーティストや馬主、農場経営者などさまざまな職業の人が住んでいる。

カリフォルニア州当局によると、同州では年初以降に山火事で1万7000平方キロメートル超を焼失している。

*内容を追加しました。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中