ニュース速報

ワールド

豪中銀の債券買い入れ、豪ドル相場の抑制に効果=副総裁

2020年11月24日(火)14時09分

 豪準備銀行(RBA)のデベル副総裁は24日、RBAの金融緩和が豪ドル相場の抑制に効果を示しているとの認識を示した。写真はシドニー中心部の豪中銀本部前で2018年2月撮影(2020年 ロイター/Daniel Munoz)

[シドニー 24日 ロイター] - 豪準備銀行(RBA)のデベル副総裁は24日、RBAの金融緩和が豪ドル相場の抑制に効果を示しているとの認識を示した。金融緩和の早期解除には慎重な姿勢も示した。

副総裁は、利下げと国債買い入れにより、国内全体で借り入れコストが低下しており、大半の家計で所得が増加したと指摘。

歴史的に見れば、低金利で巨額の財政出動の財源確保が容易になるとも述べ、債務水準は「間違いなく持続可能だ」との認識を示した。

RBAが決定した1000億豪ドル(729億8000万米ドル)規模の国債買い入れについては、豪10年債利回りが海外の国債利回りを上回り、豪ドルに望ましくない上昇圧力がかかっていたため、必要だったと説明。

企業エコノミストの会合で「イールドカーブ全体で金利が低下し、為替レートが(買い入れを実施していなかった場合よりも)下落している」と述べた。

副総裁は、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待が、国内経済の信頼感回復に寄与するとみられるが、ワクチンを広く配布するには一定の時間がかかると発言。

景気回復は浮き沈みのあるものになる公算が大きく「刺激政策を早すぎる時期に解除しないよう気を付ける」のが最善の策だと述べた。

副総裁は講演後の質疑応答で、国内経済の見通しは依然として非常に不透明であり、生産が新型コロナ流行前の水準に戻るには長い時間がかかるだろうとの見方を示した。

副総裁は、失業率が「かなり」低下しなければ、必要とされる賃金・物価の上昇が実現しないとも強調した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ギリアド、免疫疾患薬のバイオ技術企業を20億ドル

ワールド

原油先物は1%超反発、イランが米との協議否定 供給

ワールド

豪・EUが貿易協定締結、世界的な貿易摩擦が交渉を後

ワールド

ベネズエラで続く深刻な外貨不足、中堅・中小企業にし
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 2
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」した──イスラエル首相
  • 3
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 4
    「胸元を強調しすぎ...」 米セレブ、「目のやり場に…
  • 5
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 6
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 7
    スウェーデン次期女王ヴィクトリア皇太子、陸軍訓練…
  • 8
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    イラン戦争の陰で悪化する「もう1つの戦争」とは?
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中