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豪GDP、第3四半期にプラス成長回復の見通し=中銀副総裁
オーストラリア準備銀行のデベル副総裁は27日、同国のGDPは第2・四半期まで2四半期連続でマイナス成長に陥った後、第3・四半期にプラス成長を回復した公算が大きいとの見解を示した。写真はシドニー市内の店舗、6月撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott )
[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中銀、RBA)のデベル副総裁は27日、同国の国内総生産(GDP)は第2・四半期まで2四半期連続でマイナス成長に陥った後、第3・四半期にプラス成長を回復した公算が大きいとの見解を示した。
ビクトリア州での厳格なロックダウン(都市封鎖)による成長の押し下げ効果は「当初恐れていたよりもやや小さかった」とし、中銀が8月に金融政策に関する四半期報告を出した時点の予想よりも押し下げ効果はやや小さかった可能性があるとした。GDP成長率をマイナスにするほどではないと述べた。
豪議会の委員会にビデオで参加した際、議員の質問に答える形で語った。
第3・四半期GDPが若干のマイナスではなくプラス成長だったというのが中銀の現時点での「最善の予測」だとした。「ビクトリア以外の国内各地の強さはビクトリアの押し下げ効果を上回った」と述べた。
豪中銀は11月3日の理事会で、政策金利を15ベーシスポイント引き下げ、過去最低の0.1%とするほか、債券買い入れ策を拡大するとみられている。
デベル氏は、量的緩和策の見通しは市場が敏感に反応するニュースだとして、コメントを控えた。