ニュース速報

ワールド

ベラルーシでストやデモ、大統領の退陣要求

2020年10月27日(火)03時47分

ベラルーシで26日、反政権派の呼び掛けにより労働者らがストライキに突入した。写真は首都ミンスクで政府批判のデモを続ける人々。(2020年 ロイター/BelaPAN提供)

[モスクワ 26日 ロイター] - ベラルーシで26日、反政権派の呼び掛けにより労働者らがストライキに突入した。地元メディアは、多数の国営企業がストを始めたと報道。一方、首相報道官は、全ての主要産業企業が通常通り操業していると主張した。

首都ミンスクでは多くの店舗や飲食店が閉店し、約2000─3000人がデモ行進に参加した。

これに先立ち、反政権派は、ルカシェンコ大統領が退陣表明の要求に応じなかったとして、26日から大規模なストライキを実施すると表明していた。

ベラルーシでは8月の大統領選でルカシェンコ氏の6選が発表され、不正を訴える抗議が拡大。11週連続で反政権デモが行われている。

大統領選でルカシェンコ氏の対立候補だったチハノフスカヤ氏は、25日を国民の最終通告の期限としてルカシェンコ氏に退陣表明を求めていた。ルカシェンコ氏が最終通告を拒否したことで抗議活動は新たな局面に入ったとみられる。

選挙後国外に出国しているチハノフスカヤ氏は、ルカシェンコ氏が要求に応じなかったことを受け、26日から道路の封鎖や職場の閉鎖、政府の店やサービスの利用停止など、全国的なストを実施し、銀行口座からの全ての預金を引き出すよう呼びかけた。

一方のルカシェンコ氏は、国有企業がストに入れば「誰がこどもに食事を与えるのだ」と批判し、ストをけん制した。

ロシアや欧米諸国はベラルーシ情勢を注視している。

ロシアのプーチン大統領は、2014年のウクライナ政権崩壊や今月のキルギスの大統領辞任など旧ソ連構成国の政情混乱を警戒している。プーチン氏は、ベラルーシ情勢混乱を受けて、同国政権に15億ドルの融資を実施。安全保障分野の協力も強化している。

米国や欧州連合(EU)、英国、カナダは、選挙の不正や人権侵害などに関与したとされるベラルーシの複数高官を対象に渡航規制や資産を凍結を行っている。

*情報を追加します

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏「今すぐ大幅利下げを」、金利据え置きでF

ビジネス

再送-インタビュー:米は日本の財政赤字・金利上昇波

ビジネス

ユーロ圏銀行融資、12月は企業業向け減速 家計向け

ビジネス

英アストラゼネカ、中国に150億ドル投資 スターマ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大胆な犯行の一部始終を捉えた「衝撃映像」が話題に
  • 4
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 5
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 6
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 7
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 8
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    人民解放軍を弱体化させてでも...習近平が軍幹部を立…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 7
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 8
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 9
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中