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英EU、FTAなしならアイルランドへの打撃最大─中銀総裁=FT

2020年10月22日(木)14時35分

 10月22日、アイルランド中央銀行のマクルーフ総裁は、英国が欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)で合意できずに移行期間を終了した場合、アイルランドはユーロ圏の中で最も大きな打撃を受けるとし、新型コロナウイルス感染拡大で低迷している国内経済に追い打ちをかけるとの懸念を示した。写真はロンドンで2016年6月撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[22日 ロイター] - アイルランド中央銀行のマクルーフ総裁は、英国が欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)で合意できずに移行期間を終了した場合、アイルランドはユーロ圏の中で最も大きな打撃を受けるとし、新型コロナウイルス感染拡大で低迷している国内経済に追い打ちをかけるとの懸念を示した。英紙フィナンシャル・タイムズが22日に報じた。

同総裁は、年末までに英国とEUが貿易協定で合意できなければ、関税がアイルランドの農業・食品分野に最も影響を及ぼすと指摘。2021年の経済成長率を2%ポイント押し下げるとの見通しを示した。

また、欧州金融市場におけるロンドンの優位な立場はいずれダブリンやフランクフルト、パリ、もしくはアムステルダムに移るとの見方を示した。

ロイター
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