ニュース速報

ワールド

今年の東アジア太平洋成長率は0.9%に、1967年以来の低水準=世銀

2020年09月29日(火)12時25分

 9月29日 世界銀行は2020年の東アジア・太平洋地域の経済成長率が0.9%と、1967年以来の低水準にとどまるとの見通しを示した。写真は2018年10月、インドネシアのバリ島で撮影(2020年 ロイター/Johannes P. Christo)

[東京 29日 ロイター] - 世界銀行は、2020年の東アジア・太平洋地域の経済成長率が0.9%と、1967年以来の低水準にとどまるとの見通しを示した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による打撃が背景。

20年の中国の成長率は2.0%と予想。政府支出や堅調な輸出に加え、新型コロナ感染が3月以降抑制されていることが成長を押し上げる一方、国内消費の低迷が重しになるとした。

中国を除いた東アジア・太平洋地域の成長率はマイナス3.5%と予想した。

世銀は報告書で、新型コロナ感染拡大による経済・財政への影響に対応するため、域内各国は財政改革が必要になる可能性があると指摘。一方、社会保障プログラムが労働者の経済復帰を促すとした。

また、パンデミックにより1日5.5ドル以下で生活する貧困層が急拡大すると予想。過去の事例や最新の経済成長率予測を基に、貧困層は3300万人増の3800万人と、20年ぶりに増加に転じるとの見通しを示した。この3300万人は、パンデミックがなければ貧困層への転落を回避できていたという。

ただ、検査や追跡能力の拡大への投資と並行して、貧困層などに対する社会保障を拡大することで影響を緩和できる、とした。

*内容を追加しました。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ハンガリー、対ロ制裁とウクライナ融資阻止の構え き

ワールド

オランダ最年少首相が就任、少数与党で政策課題は難路

ワールド

ロシア軍攻撃で2人死亡、ウクライナ南部オデーサ 港

ビジネス

独IFO業況指数、2月予想以上に上昇 現況・先行き
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 3
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中小企業の「静かな抵抗」
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    ペットとの「別れの時」をどう見極めるべきか...獣医…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中