ニュース速報

ワールド

NZ中銀、銀行の資本見直し延期を検討 大手行に耐性力

2020年09月17日(木)12時29分

 9月17日、ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)は、健全性審査(ストレステスト)で銀行システムに経済ショックへの耐性があることが明らかになったと発表、銀行の資本の見直しをさらに延長するかどうか検討すると表明した。写真はRBNZの入り口に向かって歩く人。2016年3月に撮影。(2020年 ロイター/Rebecca Howard)

[17日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は17日、健全性審査(ストレステスト)で銀行システムに経済ショックへの耐性があることが明らかになったと発表、銀行の資本の見直しをさらに延長するかどうか検討すると表明した。

中銀は新型コロナウイルスの流行を受けて、大手銀行の自己資本所要額を引き上げる提案を来年7月以降に延期している。

これをさらに延期するかどうか、11月の金融安定報告公表までに決定するという。あらゆる選択肢を検討するとしている。

中銀幹部は「われわれは銀行がバッファーを利用して景気を支えることを今なお望んでおり、高い資本水準を要求して銀行を厳しい状態に追い込みたくない」と述べた。

大手行のストレステストの結果については、基本シナリオでは、既存の資本バッファーで引き続き融資を実行し、景気を支えることが可能だと説明。

基本シナリオでは、失業率が13%に悪化し、年間の国内総生産(GDP)が12%減少すると想定した。

さらに深刻な景気悪化シナリオでは、失業率が18%前後に上昇し、年間のGDPが18%減少すると想定したが、この場合、銀行にはかなりの圧力がかかり、自己資本の最低基準を満たすために追加の資本調達が必要になるという。

中銀幹部は「こうしたシナリオは深刻なケースを想定したものだが、国際的に見て前例がないわけではない」と述べた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRBは当面政策維持を、生産性頼みは尚早=カンザス

ワールド

米雇用統計「素晴らしい」、米は借入コスト減らすべき

ワールド

米が制限順守ならロシアも同調、新START失効でラ

ビジネス

1月米雇用、13万人増と1年超ぶり大幅増 失業率4
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 10
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中