ニュース速報

ワールド

豪の新型コロナ感染者、3週間ぶり低水準 第2波抑制の期待高まる

2020年08月13日(木)18時21分

 8月13日、オーストラリアで確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は292人で、7月20日以降で最も少ない数字となった。シドニーで12日撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 13日 ロイター] - オーストラリアで13日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は292人で、7月20日以降で最も少ない数字となった。南東部ビクトリア州で始まった感染拡大の第2波が抑制されつつあるとの期待が高まった。

ハント保健相は会見で、感染拡大が鎮静化している兆しが見られるとの認識を示した。

新規感染者の大部分は国内第2の人口を擁するビクトリア州で発生している。

ビクトリア州で13日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者は278人と、前日の410人から減少。こちらも1日当たりの感染者としては過去3週間余りで最も少なかった。24時間以内に確認された新型コロナ感染症による死者は8人で、前日に記録した過去最多の21人から減少した。

ビクトリア州にあるオーストラリア第2の都市・メルボルンでは新型コロナの感染拡大に伴って、先週に夜間外出禁止令が発令され、行動規制も強化されており、経済活動の多くが制限されている。

ビクトリア州に隣接するニューサウスウェールズ州でもここ数週間、連日10人台の感染者数が確認されており、警戒感が強まっている。

連邦政府のマイケル・キッド副主席医務官は、オーストラリア放送協会(ABC)のテレビ番組で「対人距離の制限に従わなければどうなるかは、州境の向こう側のビクトリアを見れば分かることだ」と述べてソーシャル・ディスタンシングの徹底を訴えた。

ビクトリア州以外で報告された新規感染者は、人口最多のニューサウスウェールズ州で12人、西オーストラリア州が2人となっている。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

9月の米卸売在庫、0.5%増 GDPにプラス寄与か

ワールド

タイ首相、議会解散の方針表明 「国民に権力を返還」

ワールド

米印首脳が電話会談、関税導入後3回目 二国間関係な

ワールド

トルコ中銀が150bp利下げ、政策金利38% イン
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキャリアアップの道
  • 2
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれなかった「ビートルズ」のメンバーは?
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 5
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 6
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナ…
  • 7
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎…
  • 8
    ピットブルが乳児を襲う現場を警官が目撃...犠牲にな…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 10
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中