ニュース速報

ワールド

米、ファーウェイ含む中国IT企業にビザ発給制限の公算=国務長官

2020年07月16日(木)07時53分

ポンペオ米国務長官は15日、米政府は華為技術(ファーウェイ)などの中国企業に対するビザ発給を制限する可能性があると述べた。会見で代表撮影(2020年 ロイター)

[ワシントン 15日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は15日、米政府は華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]などの中国企業に対するビザ発給を制限する可能性があると述べた。

ポンペオ長官は記者会見で、米国務省は「人権侵害に関与している政府に物質的な支援を提供しているファーウェイなどの中国IT企業について、特定の従業員に対するビザ発給を制限する可能性がある」と表明。世界中の通信機器メーカーは、ファーウェイとの取引は「人権侵害を行っている企業との取引」になるため「警告を受けたと認識する必要がある」と述べた。

このほか、中国政府が少数民族ウイグル族などのイスラム教徒を弾圧しているとの疑いに関連する声明で、中国共産党は反体制派を検閲し、新疆ウイグル自治区での大規模な抑留や中国全土での強制労働を実施しているが、ファーウェイはこの一部として機能しているとの認識を表明。「ファーウェイの一部従業員は、人権侵害に関与している中国共産党に物質的な支援を行っている 」とした。

ファーウェイの広報担当者は、ポンペオ長官のコメント内容を否定。「ファーウェイは中国政府から独立して業務を運営している。われわれは民間企業で、従業員が保有する企業だ。われわれの従業員のビザを制限するこの不公正で恣意的な行動にわれわれは失望している」と表明した。

ポンペオ長官はまた、中国のIT企業を巡り、米国民の個人情報を中国政府から守る必要があるとの方針を反映する決定を近く策定することも明らかにした。

米中関係は悪化しているものの、一方でポンペオ長官は中国が第1段階の米中通商合意を履行することを依然「期待」しているとした。

このほか、同長官は英国とデンマークの訪問に向け20日に出発すると表明。「世界中の自由な人々への(中国の)脅威」が議題の中心になるとしたほか、ファーウェイ問題も話し合われる見通しだとした。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア、ウクライナに大規模ドローン攻撃 西部リビウ

ワールド

トランプ氏「イランが重大な譲歩」、ホルムズ巡る展開

ワールド

米、空挺部隊数千人を中東に増派へ イランへの派遣は

ワールド

イスラエル、レバノン南部に「緩衝地帯」構想 国防相
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆保険」を達成した中国の医療保険の実態とは
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下位になった国はどこ?
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 6
    スペイン王室、王妃と王女の装いに見る「母から娘」…
  • 7
    「買ったら高いじゃん?」アカデミー賞会場のゴミ箱…
  • 8
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 9
    表情に注目...ニコール・キッドマン、大富豪夫妻から…
  • 10
    イラン戦争、トランプを泥沼に引きずり込む「5つの罠…
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中