ニュース速報

ワールド

GPIF、1―3月期は赤字運用17.7兆円 四半期ベースで最大に

2020年07月03日(金)18時33分

[東京 3日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、2020年1―3月期の赤字運用額が17兆7072億円だったと発表した。収益率はマイナス10.71%と5四半期ぶりの赤字運用となり、四半期ベースでは過去最大の損失となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う市場変動が影響した。

主要資産のうち株式運用が低調で、赤字運用額は国内株式が7兆4185億円、外国株式は10兆2231億円となった。国内債券は1845億円の赤字、外国債券は1153億円の黒字だった。

開示資料に基づく推計では、GPIFの国内債券の売り越しは4兆9075億円となった。一方、国内株式を6034億円、外国債券を3兆7016億円、外国株式を5760億円、それぞれ買い越した。全資産の運用比率を25%とする新たな運用指針(基本ポートフォリオ)の決定前に、資産の入れ替えを進めたためとみられる。

GPIFによると、3月末の主要資産比率は国内債券23.87%、国内株式22.87%、外国債券23.42%(うち為替ヘッジ付きが1.2%)、外国株式23.9%。年度ベースの収益額はマイナス8兆2831億円で、3月末の運用資産額は150兆6332億円となった。

収益状況の一時的な悪化について、宮園雅敬理事長は都内で記者団に「大変重く受け止めている。長期投資家としてコロナの中長期的影響を見極めていく必要がある」と述べた。

*内容を追加しました。

(山口貴也、梅川崇 編集:田中志保)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

欧州経済、「新しい国際秩序出現」で深い見直し必要=

ビジネス

三菱自、岸浦氏が4月1日付で社長に 加藤社長は会長

ビジネス

英CPI上昇率、12月は前年比+3.4%に加速 予

ビジネス

アングル:対ドル以外で進む円安、人民元高やグリーン
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生…
  • 5
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危…
  • 6
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 9
    飛行機よりラク? ソウル〜釜山「110分」へ――韓国が…
  • 10
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中