ニュース速報

ワールド

米大統領選出馬サンダース氏、バイデン氏社会保障政策を再度攻撃

2020年01月20日(月)11時33分

 1月19日、11月の米大統領選の民主党候補、バーニー・サンダース上院議員(右)が、対立候補のジョー・バイデン前副大統領(左)の社会保障政策をあらためて批判した。ジョージア州アトランタで2019年11月撮影(2020年 ロイター/Brendan Mcdermid)

[コンコード(米ニューハンプシャー州) 19日 ロイター] - 11月の米大統領選の民主党候補、バーニー・サンダース上院議員が19日、対立候補のジョー・バイデン前副大統領の社会保障政策をあらためて批判した。予備選の開始を2週間後に控え、民主党の最有力候補2人がジャブの応酬を繰り広げている。

バイデン氏は18日、自身が退職者・障害者向け社会保障プログラムについて語った演説の一部をサンダース陣営が抜き出し、有権者に送って真意を誤解させていると批判していた。

サンダース氏は選挙運動のために立ち寄ったニューハンプシャー州コンコードで記者団に対し、バイデン氏の記録を見れば「社会保障を削減する必要性を繰り返し語ってきたことが分かる」と語った。

文脈を無視してバイデン氏の発言を一部抜き出しているとの批判については、1回の演説だけでなく、1995年に政府に予算均衡を義務付ける憲法修正に賛成票を投じた点など、過去の実績全体が「社会保障削減が適切だと考えている」ことを示していると反論した。

これに対し、バイデン氏陣営の報道担当者は、同氏が「社会保障の擁護者」であり、保障拡大を主張していると述べた。

サンダース氏は「ジョー(バイデン氏)は友人で、彼が好きだが、われわれの実績について語るのは何も悪いことではない」とも述べた。

バイデン氏は19日、サンダース氏陣営による攻撃から身を守るための献金を支持者に呼びかけた。

サンダース氏は、もう1人の民主党有力候補であるエリザベス・ウォーレン上院議員とも緊迫したやり取りを繰り広げたばかり。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米英欧など18カ国、ハマスに人質解放要求 ハマスは

ビジネス

米GDP、第1四半期は+1.6%に鈍化 2年ぶり低

ビジネス

米新規失業保険申請5000件減の20.7万件 予想

ビジネス

ECB、インフレ抑制以外の目標設定を 仏大統領 責
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP非アイドル系の来日公演

  • 3

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 6

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 7

    やっと本気を出した米英から追加支援でウクライナに…

  • 8

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 9

    自民が下野する政権交代は再現されるか

  • 10

    ワニが16歳少年を襲い殺害...遺体発見の「おぞましい…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中