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イラクのシーア派指導者、民兵に自制促す 米イラン対立緩和で

2020年01月09日(木)10時29分

イラクで強い影響力を持つイスラム教シーア派指導者のサドル師は8日、イランと米国双方が緊張緩和の姿勢を示したことを受け、イラクが直面する危機は終わったとの考えを示し、民兵組織に攻撃を控えるよう呼び掛けた。ナジャフで昨年11月撮影(2020年 ロイター/ALAA AL-MARJANI)

[バグダッド 8日 ロイター] - イラクで強い影響力を持つイスラム教シーア派指導者のサドル師は8日、イランと米国双方が緊張緩和の姿勢を示したことを受け、イラクが直面する危機は終わったとの考えを示し、民兵組織に攻撃を控えるよう呼び掛けた。

トランプ米大統領は8日、米軍による革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害に対するイランの報復攻撃で米国人の死傷者は出なかったと明らかにした。また必ずしも軍事力を行使する必要はないと述べた。

サドル師は声明で、イラクの主権と独立を守れる力強い新政府が今後15日間で組織されるべきだとした。一方、外国軍の撤退を求める考えを改めて表明。「政治や議会、また国際的な対応が尽くされるまで、イラクの各派に慎重さと我慢強さ、軍事行動の自制、一部のならず者による過激な発言の停止を求める」と促した。

*カテゴリーを追加して再送します。

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