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米議会とホワイトハウス、新たなつなぎ予算を検討

2019年11月06日(水)09時32分

 米民主党がトランプ米大統領弾劾に向けた手続きを進めるなか、議会とホワイトハウスは、現行のつなぎ予算が11月21日に期限切れとなるため、予算失効に伴う政府機関閉鎖の回避に向けた法案を検討している。写真はワシントンの米議会。11月2日撮影(2019年 Amber Searls-USA TODAY Sports)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米民主党がトランプ米大統領弾劾に向けた手続きを進めるなか、議会とホワイトハウスは、現行のつなぎ予算が11月21日に期限切れとなるため、予算失効に伴う政府機関閉鎖の回避に向けた法案を検討している。米議会関係者とホワイトハウス当局者が5日に明らかにした。

共和党のシェルビー上院歳出委員長は記者団に対して、次のつなぎ予算でどの程度の期間支出を賄うかについて、12月中旬、もしくは年明けや2月までなど、様々な選択肢があると説明した。

議会は、2020会計年度(19年10月─20年9月)の本予算でまだ合意できておらず、新たなつなぎ予算を確保して審議を続ける。

議会下院の民主党は、安全保障支援を巡りトランプ米大統領がウクライナに圧力をかけたとされる問題で、トランプ氏弾劾調査の手続きに着手している。下院は11月下旬、もしくは12月に弾劾に関する本格的な審議を行う見通し。弾劾訴追の決議案が可決されれば、上院で弾劾裁判が行われ、トランプ氏が有罪・罷免される可能性もある。

ホワイトハウスの議会調整担当者は記者団に、トランプ氏は「国境の壁建設など、政策の優先課題を進めるための権限や力を制限しない限り」新たなつなぎ予算に同意する考えだとコメントした。

ロイター
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