ニュース速報
ビジネス

ベトナム対米電話機輸出、11月は5年強ぶり低水準

2025年12月12日(金)09時47分

ベトナム・バクニン省にあるサムスン電子の工場で4月撮影。REUTERS

[ハノイ 11日 ロイター] - ]ベトナムは11月の米国向けの電話機と部品の輸出が4億1000万ドル弱で、2020年5月以来5年6カ月ぶりの低水準に落ち込んだことが、ベトナム当局が今週公表した統計で分かった。前月比での減少は4カ月連続となった。

サムスン電子を筆頭に輸出企業が通商面の先行き不透明さと消費者需要の鈍化に見舞われたことが響いた。ベトナムは米国にとって主要なサプライヤーの1つ。

対米電話機・部品輸出は今年1月にピークとなり、その後トランプ米政権が電話機など電子機器を関税措置から除外すると5月にいったん持ち直した。しかし米政権が8月にベトナム製品に対して20%の相互関税を課すと、電話機は課税対象から除外されているにもかかわらず、スマートフォンの出荷は急速に減少し始めた。

ただ、輸出は年初に好調だったため、今年1-11月は前年同期比で横ばいとなった。

ベトナムはサムスン電子が輸出と生産で最大のシェアを占めており、同社の輸出状況によってスマホ貿易統計が大きく左右される。サムスン電子はベトナムからの輸出額を公表しておらず、ベトナムの貿易統計についてのコメントも控えた。

しかし同社のベトナム事業に詳しい幹部によると、サムスンは消費者景況感の弱まりに対応するためベトナムでの生産と輸出を調整しているという。

ベトナムは米国向けスマートフォン輸出の急減により、11月は輸出総額も約40億ドルと4月以来で最低となった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、原油高は米の利益 イラン核保有阻止が最

ワールド

イラン新指導者が初声明、国民の結束呼びかけ 米軍基

ビジネス

米新規失業保険申請、1000件減の21.3万件 雇

ワールド

インド船籍タンカーのホルムズ海峡通過許可へ、イラン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 3
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 7
    「邪悪な魔女」はアメリカの歴史そのもの...歌と魔法…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 10
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 8
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 9
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 10
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中