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米国株式市場=反発、FRB利下げ期待で ボーイングが高い

2025年12月03日(水)06時46分

米国株式市場は反発して取引を終えた。2016年2月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で利下げを決定するとの見方が引き続き優勢となる中、ハイテク株への買いが相場を押し上げた。

前日は軟調な製造業関連指標や米国債利回り上昇、暗号資産(仮想通貨)ビットコインへの売りを受けて株価が下落したが、この日は目立った経済指標の発表がなく、国債利回り上昇が和らいだほかビットコインが反発。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に関心が移る中、株価が持ち直した。

ベアードの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「FOMCまで材料が乏しくなる中、(債券利回りとビットコインの)両方が市場のボラティリティーをやや高めている可能性がある」と述べた。    来年の航空機納入増加を予想したボーイングが10.1%急伸し、ダウ工業株30種やS&P工業指数を押し上げた。    情報技術も好調で、アップル、エヌビディア、マイクロソフトがそれぞれ約1%上昇したほか、インテルが大幅高となった。

一方、日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は1.1%安。米政府機関閉鎖による業績への影響の可能性を示唆した。

メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は、ネットフリックスなど買い手候補から修正案を受け取ったとの報道を受けて2.8%上昇した。

ビットコインの反発を背景に暗号資産関連株も上昇し、ストラテジーが5.8%高、コインベースが1.3%高となった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.01対1の比率で上回った。ナスダックでは1.07対1で値下がり銘柄が多かった。    米取引所の合算出来高は153億5000万株。直近20営業日の平均は184億2000万株。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 47474.46 +185.13 +0.39 47416.91 47597.11 47263.92

 前営業日終値 47289.33            

ナスダック総合 23413.67 +137.75 +0.59 23379.75 23526.23 23286.46

 前営業日終値 23275.92            

S&P総合500種 6829.37 +16.74 +0.25 6830.96 6851.55 6806.71

 前営業日終値 6812.63            

ダウ輸送株20種 16694.80 +106.32 +0.64      

ダウ公共株15種 1093.41 -8.65 -0.79      

フィラデルフィア半導 7149.47 +128.95 +1.84      

VIX指数 16.59 -0.65 -3.77      

S&P一般消費財 1915.45 -0.17 -0.01      

S&P素材 556.53 -4.63 -0.82      

S&P工業 1290.29 +11.15 +0.87      

S&P主要消費財 876.98 -3.52 -0.40      

S&P金融 877.51 -0.42 -0.05      

S&P不動産 258.17 -0.52 -0.20      

S&Pエネルギー 684.04 -8.86 -1.28      

S&Pヘルスケア 1795.68 -10.51 -0.58      

S&P通信サービス 454.29 +1.66 +0.37      

S&P情報技術 5751.93 +47.81 +0.84      

S&P公益事業 444.16 -3.23 -0.72      

NYSE出来高 12.37億株          

シカゴ日経先物12月 ドル建て 49565 + 295 大阪比    

シカゴ日経先物12月 円建て 49555 + 285 大阪比    

ロイター
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