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武田薬品、血漿分画製剤の新製造施設計画を再検討 建設コスト増で

2025年09月30日(火)13時27分

 9月30日、武田薬品工業は、大阪市内に建設予定の血漿分画製剤の新製造施設について、計画内容や建設着手・完了の予定時期を再検討すると発表した。写真は都内の本社、2018年7月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Kentaro Okasaka

[東京 30日 ロイター] - 武田薬品工業は30日、大阪市内に建設予定の血漿分画製剤の新製造施設について、さらなる建設コスト増が見込まれるとして、計画内容や建設着手・完了の予定時期を再検討すると発表した。

2023年の計画公表時は投資予定総額を1000億円規模としていたが、その後、円安影響を含む建設資材の価格高騰や、建設事業者の人員不足を踏まえて1530億円に増額。25年度に建設に着手、29年度に完了予定としていた。

同社は「当社の血漿分画製剤を必要とする患者に対するコミットメントに変更はない」としている。

血漿分画製剤は、血漿中のタンパク質を分離・精製して作られ、希少疾患や難病の原因となるタンパク質の欠如や不足を補う医薬品。

ロイター
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