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カナダのギルダン・アクティブウェア、米ヘインズを22億ドルで買収へ

2025年08月14日(木)14時07分

 8月13日、カナダのアパレルメーカー、ギルダン・アクティブウェアは米同業ヘインズブランズを総額22億ドルで買収することで合意した。両社が13日、それぞれ発表した。カリフォルニア州エンシニータスで2015年4月撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

Savyata Mishra

[13日 ロイター] - カナダのアパレルメーカー、ギルダン・アクティブウェアは米同業ヘインズブランズを総額22億ドルで買収することで合意した。両社が13日、それぞれ発表した。

ギルダンはヘインズブランズ株1株当たり約6ドルの買収額を提示。これは11日の終値に24%上乗せした水準。

この買収によりヘインズブランズの人気ブランドである「ヘインズ」、「ボンズ」、「メイデンフォーム」、「プレイテックス」を通じた小売り事業基盤と、ギルダンが米国、カナダ、中南米、アジア太平洋、欧州で展開する強力な卸売市場での事業が組み合わさる。

シティグループのアナリストらは「この大手メーカー2社の統合は理論上、理にかなっている」と評価、ギルダンが低コスト製造の専門知識を生かしてヘインズブランズの事業をより効率的に運営できるだろうと分析した。

2006年に複合企業サラ・リーから分離独立して以来、ヘインズブランズは長期にわたり、投資不足、多額の債務、成果がまちまちだった一連の買収といった混乱に直面してきた。

ヘインズブランズは、運動用とカジュアル衣料の特徴を兼ね備えた「アスレジャー」市場での厳しい競争と需要が減退する中、この3年にわたって売上高が大きく減少。だがここ1年は、コスト圧縮の取り組みとサプライチェーン(供給網)の改善により利益率が改善している。

ロイター
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