ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ユーロ上昇、ドイツ財政拡張の可能性高まる

2025年03月15日(土)06時11分

終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロ/ドルが上昇した。2022年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロ/ドルが上昇した。ドイツの財政拡張案に実現のめどが付いたことが材料となった。ドルはユーロに対しては下落したが、スイスフランと円に対しては上昇した。

ドイツの次期首相への就任が見込まれるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を率いるCDUのメルツ党首は14日、財政拡張案に環境政党「緑の党」の同意を得たと発表した。

ユーロは0.27%高の1.087625ドル。対ポンドでは0.48%高の84.105ペンス。対ドル、対ポンドともに2週連続の上昇となる見込み。

米民主党上院トップのシューマー院内総務は13日、予算期限切れによる政府機関の一部閉鎖を回避するため、つなぎ予算案に賛成する考えを示した。

これを受け、ドルは対スイスフランで0.35%高の0.885スイスフランとなり、週間では0.58%上昇した。

ドル/円は0.48%高の148.50円となり、週間では0.30%上昇した。

ポンドは、英国経済が1月に予想外に0.1%縮小したことを受けて下落。0.15%安の1.29310ドルとなった。週間では2週連続で上昇する見通しだ。

ドル指数は0.08%安の103.75。2週連続の下落となる見込み。

カナダドルは米ドルに対して0.51%上昇し、1米ドル=1.44カナダドルとなった。

カナダ与党の自由党のマーク・カーニー党首(59)が14日、新首相に就任した。カーニー氏は数日中にトランプ大統領と電話会談する計画という。

ドル/円 NY終値 148.62/148.65

始値 148.78

高値 148.89

安値 148.27

ユーロ/ドル NY終値 1.0879/1.0882

始値 1.0894

高値 1.0911

安値 1.0866

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米新規失業保険申請、3.3万件減の23.1万件 予

ビジネス

英中銀が金利据え置き、量的引き締めペース縮小 長期

ワールド

台湾中銀、政策金利据え置き 成長予想引き上げも関税

ワールド

UAE、イスラエルがヨルダン川西岸併合なら外交関係
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍、夜間に大規模ドローン攻撃 国境から約1300キロ
  • 4
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 5
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 6
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 10
    中国経済をむしばむ「内巻」現象とは?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中