ニュース速報
ビジネス

米CPI、12月は2.9%上昇に加速 コアは鈍化し物価上昇圧力緩和の兆候

2025年01月16日(木)02時15分

米労働省が15日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.9%上昇した。写真は2022年8月、米ワシントンDCで撮影(2025年 ロイター/Sarah Silbiger)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.9%上昇した。伸びは前月の2.7%から加速し、7月以来の大幅な伸びを記録した。年内の米利下げ回数が当初見込まれていたよりも減少するという見通しを裏付ける内容となった。

前月比は0.4%上昇した。11月の0.3%上昇から加速し、3月以来9カ月ぶりの大幅な伸びとなった。

エネルギーは2.6%上昇し、CPI全体の伸びの40%超を占めた。ガソリン価格の4.4%上昇に押し上げられた。

食品も0.3%上昇した。

市場予想は前年比2.9%上昇、前月比0.3%上昇だった

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サール・グアティエリ氏は「米連邦準備理事会(FRB)のインフレ抑制に向けた仕事は残っており、それが制約的な金利をより緩やかなペースで引き下げる計画にシフトした理由だ」と指摘。月内の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「現状維持」となった後、トランプ次期政権が実施する可能性のある「関税のインフレへの転嫁が明確になるまで、利下げは再開されない可能性がある」という見通しを示した。

変動の大きい食品とエネルギー成分を除くコアCPIは、前年比3.2%上昇、前月比0.2%上昇した。伸びはともに11月の3.3%上昇、0.3%上昇から鈍化し、物価上昇圧力が緩和されつつある兆候を示唆した。

これを受け、金融市場では6月の利下げ観測が強まった。

ただ、注目されている家賃は0.3%上昇し、11月の0.2%上昇から伸びが加速。帰属家賃(OER)も0.3%上昇した。

航空運賃は3.9%、中古車・トラックも1.2%それぞれ上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

南ア「イランとの関係断つ理由ない」、米の圧力に抵抗

ビジネス

ナフサ、現時点で直ちに需給上の問題生じていない=赤

ワールド

イランで6病院が避難、医療体制は対応可能な状態=W

ビジネス

基調的な物価上昇率、2%に向けて緩やかに上昇=植田
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中