ニュース速報
ビジネス

ドイツ経済成長率、24年予想を0.2%に下方修正=経済諮問委

2024年05月16日(木)00時25分

ドイツ政府の経済諮問委員会(5賢人委員会)は15日、今年の国内総生産(GDP)成長率予想を昨秋時点の0.7%から0.2%に下方修正した。写真はフランクフルトで4月撮影(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ政府の経済諮問委員会(5賢人委員会)は15日、今年の国内総生産(GDP)成長率予想を昨秋時点の0.7%から0.2%に下方修正した。

ドイツのショルツ首相はドイツ商工会議所での演説で「ロシアのウクライナ侵攻以来、ドイツ経済は過去2年ほど前例のない困難に直面している」と指摘。「われわれは、自由市場が圧迫されないようにしなければならない。保護主義は最終的にあらゆるものをより高価にするだけだ。われわれに必要なのは公正で自由な世界貿易だ」と述べた。

諮問委の報告書によると、2025年の成長率予想は0.9%。

ドイツ政府のGDP成長率予想は24年で0.3%、25年で1.0%となっている。

欧州連合(EU)欧州委員会が同日発表した予測では、ドイツ経済の成長率は24年で0.1%とユーロ圏の平均0.8%を大きく下回る見込み。25年のドイツ経済成長率予想は1.0%としている。

諮問委は、ドイツの輸出産業が大幅に冷え込んでおり、経済における重要性を考慮すると、これが現在の経済弱体化の大きな要因になっていると指摘。世界経済と世界貿易の回復により、24年には輸出がやや勢いを増すと予想されるものの、諮問委は輸出は今年で0.3%減、25年で1.8%増と見込んだ。

ドイツのインフレ率は今年で2.4%、25年には2.1%に低下する見込み。コアインフレ率は24年で3.0%、25年で2.4%に低下する見通し。

諮問委はまた、ウクライナおよび中東での紛争が世界経済に対する重大なリスク要因になっていると警告。「ユーロ圏のインフレ率の低下が鈍化すれば、欧州中央銀行(ECB)は利下げ開始を先延ばしする可能性がある」とした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

台湾、ウクライナに協議呼びかけ 対ロ制裁違反指摘受

ビジネス

0─15歳の子ども1人に月10万円の教育給付金=参

ワールド

NZ北島で土砂崩れ、6人行方不明 救助活動に遅れも

ビジネス

TikTok、米国事業の売却完了 新合弁会社を設立
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレアアース規制で資金が流れ込む3社とは?
  • 3
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている「とてつもなく巨大な」生物...その正体は?
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 8
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 9
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 10
    ノーベル賞に選ばれなかったからグリーンランドを奪…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中