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シティ、インドの投資判断を引き上げ 安定収益と経済成長で

2024年05月13日(月)10時10分

5月10日、米銀行大手シティグループのアナリストは、新興国市場配分におけるインドの投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェート」に引き上げた。写真はムンバイの証券取引所で2019年5月撮影(2024年 ロイター/Francis Mascarenhas)

Bharath Rajeswaran

[ベンガルール 10日 ロイター] - 米銀行大手シティグループのアナリストは10日、新興国市場配分におけるインドの投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェート」に引き上げた。力強い企業収益と経済成長の勢いを理由に挙げた。

シティは、インド株式市場のニフティ50指数(NSE指数)が2025年3月期末までに7%上昇するとみて、目標を2万3900に設定した。同日の終値は2万2055だった。

シティの見方は、主要国の中で最も急成長しているインド経済が今年度も6.8%の成長率を維持するとの見通しに支えられている。

シティグループのマネジングディレクター兼インド調査責任者のスレンドラ・ゴヤル氏は同日付のメモで、同行の見通しは2024─26年度利益の年平均成長率が13%で、その軌道がおおむね安定していることを示していると同時に、インドの投資判断の引き上げは持続的な経済成長も理由だと述べた。

またインドの1年先の株価収益率(PER)は20倍で、これも収益の安定した軌道によるものだという。

シティはインドの銀行、保険会社、公共部門の企業、自動車、資本財企業などについてオーバーウェートを維持している。情報技術企業、金属、耐久消費財、塗料企業などについてはアンダーウェートを推奨している。

ロイター
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